Compositor: bisshi / MATTON
ぼくにかぎらず
きみもおなじだろ
そこにとまらず
すすむべきはずだった
いろもぬけおちたはなびらに
すがるようにくちづけている
ふゆのしびれるくらいに
こうりついたへやのなかで
ふたりいまをしのぐだけに
ゆれるかがりびのようで
むりにはひきあわず
ねつにみだされず
つちをならすように
こなしていけるはずだったけども
ときにぼくたちが
もうあしたをちかうには
ともにとげるには
もうすこしうれすぎた
かぜのにおいをおうのなら
こぼれていくすなはあきらめて
せめて
ふゆのしびれるくらいに
こうりついたへやのなかで
ふたりいまをしのぐだけに
ゆれるかがりびのようで
かがりびのようで
かがりびのようで